お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 要約&感想3

今回は、橘玲著の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」の要約、感想をご紹介します。

長くなったので4つに分けました。①では、お金持ちになるための方程式、②では資産運用の新常識と持ち家の話を要約しました。

今回の③では、生命保険について重要な箇所をまとめていきます。

〜シリーズ〜

1、お金持ちになるための方程式
2、資産運用の新常識と持ち家の話
3、生命保険(この記事)
4、会社員と税金

日本人の生命保険に関するデータ

まずは生命保険についてです。

皆さんは、生命保険についてどんなイメージをお持ちでしょうか?

公共財団法人生命保険文化センターの平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は88.7%、世帯年間払込保険料は平均38万2000円だそうです。これを月額に直すと、3万1833円です。

例えば、40年間払い込むとすると、総額は約1500万円です。高級車やワンルームマンションが買える金額ですね。

生命保険は損をする

そんな高額な生命保険ですが、橘玲さんは「生命保険は損をする」と主張されています。大事な部分を抜粋します。

生命保険も、不動産(マイホーム)と並んできわめて強い感情的なバイアスがかかっている金融商品です。

本質は「不幸な出来事が起きたとき当選金が支払われる宝くじ」ですが、保険会社は”家族のへの愛情”の証と宣伝しています。

その結果、保険はたんなる金融商品であるにも関わらず、巧みなマーケティングによって特別の地位を確保するのに成功しました。

こうして多くの日本人が、必要以上の保険に加入してお金を無駄にしているのです。

保険会社のテレビCMを見ていただければわかる通り、どれも私たちの情に訴えています。それこそが”家族の愛情の証”に重きをおいたマーケティングだと言えますよね。

生命保険をどう考えるか

そもそも生命保険とは、どんな場合に加入するべきものなのでしょうか?著書ではこのように書かれています。

たとえば子供のいる若い夫婦で、資産形成がまだ十分でなければ、一家の稼ぎ手である夫の死亡による経済的なリスクが大きく、保険以外に家族の生活を守る手段はありません。

加入することにメリットのある人もいる一方、加入する意味がない人もいます。

一方、独身や子供のいない夫婦はもちろん、子供が成人していたり、大きな資産があったり、両親や他の親族が残された家族の面倒を見てくれる場合などは、死亡保険に加入する必要は生じません。

住宅ローンを組んだ人も、その際に強制的に死亡保険に加入させられるので、それ以上の保証は不要です。

著者の言う通り、保険が必要な人は意外と少ないです。これはマネーリテラシーのある著名な方はよく言われていることで、2020年現在ではすでにスタンダードとなりつつあります。

生命保険は資産運用にはならない

世の中には生命保険を資産運用の一種と信じ込んでいる人がいますが、これは完全な誤解です。終身保険にしろ、個人年金にしろ、資産運用系の保険商品は、宝くじ(保険)部分のコストがかかっているだけ、他の資産運用手段よりパフオーマンスが落ちるからです。

最近では、非常に複雑化した保険商品が売られているようです。貯蓄型保険や外貨建て保険など、保険でありながら資産運用も目指せる商品があります。営業マンは非常にうまく説明するでしょうが、これらに加入するのはおすすめできません。

保険は保険、投資は投資、とあくまで別々に考えるべきです。

私自身、結婚当初夫が加入していた貯蓄型外貨建て保険を解約してもらったことがあります。途中解約では全額は戻らないのですが、損切りしました。積み立てておくよりも投資に回した方が堅実だと判断しました。

それから5年が経ちましたが、資産形成は順調に進んでいます。貯蓄型保険は、投資効率でいうとかなり分が悪いのであまりおすすめできません。この点はぜひ共有しておきたいと思います。

③では生命保険について要約しました。最後の④では、会社員と税金、マイクロ法人、未来の働き方について要約し、感想をまとめたいと思います。

今回紹介した書籍