最近、在宅ワークなどで時間が増えたことで、スキルアップに取り組む方が多くなったように思います。私自身もその一人で、英語学習を地道に行なっています。先日受けた公開テストでは、190点UPという結果を得ることができました。
学習していく中でアドバイスをくれたのが夫でした。現在は、海外事業に従事している夫ですが、2019年2月に受けたTOEICのスコアは570点でした。そこから約1年半で885点まで伸ばしています。
今回は、夫の英語学習方法を対談形式でご紹介したいと思います。英語学習をやろうと思っている人、すでに始めている人に参考にしていただけたら嬉しいです。それでは、さっそくいきましょう。
後半はこちら。
TOEICのスコアは?
りか「じゃあまず、直近のTOEICのスコアから聞いていこうかな。」
夫「前回が885点、2回前が885点、3回前が885点です。」
りか「3回連続同じ点数!ある意味ですごいよね。今の業務は英語使う?」
夫「めちゃくちゃ使う。リーディングもリスニングもスピーキングも全部使うし、英語ができないとやれる仕事はかなり限られるから、死ぬ気でやるしかない状態。笑」
日々の学習方法は?
りか「毎日どんな英語学習をしてるの?」
夫「とにかく話す練習をしてる。具体的にはオンライン英会話を1日25分を2コマ。だいたい50分の英会話を、1年半ほぼ毎日してる。」
りか「毎日ってすごいね。」
夫「継続するってことが大事で、喋った量で実力は伸びると思うから。
あとは勉強っていう勉強は嫌いだから、遊びのように英語に触れている時間を生活に取り入れてる。」
りか「英語に触れる時間を増やすってどうやるの?」
夫「1日の生活の中から日本語を取り除くっていうイメージで。
例えば、英語圏のニュースやテレビを見る。日本語の番組なら英語の字幕をだす。洋画を見るとか。
感覚としては1日の10%〜20%くらい英語を取り入れる。活動時間を13時間とすると3.6時間、読む、聞く含めて英語漬けにすると効果が出てくると思う。」
英語を身につけるには音読がおすすめ
りか「TOEICのスコアを伸ばすにはどうしたらいいんだろう?」
夫「とにかく音読。声に出すことが大事。」
りか「というと?」
夫「たぶんみんな、勉強というと、単語を覚えようとか、リスニングの問題を解いてみて聞けるようになっていこうとか、そういうことから入ると思うんだけど、それは勉強のための勉強で、学校で勉強してきた内容をそのままやろうとしているだけだと思う。
でも、それで伸び悩んでいるなら、それって間違ったやり方かもって思って。使える英語を身につけるには、話す練習をしなきゃダメだなと思った。」
りか「でもさ、TOEICってスピーキングはないでしょ?リーディングとリスニングだけ。だからやらないって人も多いと思うんだけど…。」
夫「じつはTOEICの試験って、だんだん会話ができないと点が取れないようになってきてるのね。特にパート2とかそうだよね(※)。会話例が頭に入ってないとできないし。自分が実際の会話の中で経験してたらなお良いよね。逆説的だけど、スコアを伸ばすにはスピーキングから入るのがおすすめ。」
りか「それは目からウロコかも。」
夫「話せるようになると、読む、聞くもできるようになってくる。」
※リスニングの会話文形式のパート。短いセンテンスに対し呼応するフレーズを3つの選択肢から選ぶ。
英語を習得するための3つの要素
夫「僕の場合、目的地のないまま始めて、何もわかんないままやっていっても効率が悪いから、まずは話すとはどういうことか?を分解するところからやったのね。」
りか「なるほど。そしたらどうだった?」
夫「話すには、文法、単語、発音の3つの要素が必要だとわかった。」
りか「ふむ。」
夫「まずは意味のある文を組み立てるために文法が必要。これはそこまで時間かける必要はなくて、中学レベルの文法に、高校レベルの文法の知識を足していけばいい。
次に単語は語彙数が大事。一説によると中学校3年の語彙数って1万5千くらい、小6で8000とか1万とか、高校だと2万2千とからしいから、まずは中学レベルくらいまで語彙数を増やしてる(※)。
それから、もう1つの要素は発音。聞いて理解して、通じる音で返すには絶対必要。そして発音を練習するために、音読が効果的だと思う。恥ずかしがってちゃだめ。
音読って、日本人も日本語を勉強するために小さい時にやらされたと思うけど、それはアメリカの子供もやってること。それをやらずに、机に向かってガリガリ単語を書き連ねても絶対に話せるようにはならないから。
音読をやることで、文法も単語も発音もやれるようになるし、音読はすごく重要。素読やオーバーラッピング(スクリプトを見ながら音に合わせて読み上げる練習方法)、シャドーイング(スクリプトを見ずに音を聞いて、同じ発音を真似する練習方法)が本当に効果あるよ。」
※TOEICはビジネス分野に特化しているので、使う単語の種類は違うのですが、あくまで語彙数だけで考えると中学レベルという意味合いです。
音読のやり方は?
りか「じゃあ、オーバーラッピングやシャドーイングってどうやってるの?」
夫「音源と原稿がセットになっていないといけないから、使うのは基本的にCDのある教材。身の回りに外国人がいればそれでもいいけど。ただ、その人たちが何かの教材を読み上げてくれるっていう環境は、なかなかないと思う。」
りか「ちなみにおすすめの教本は?」
夫「それは、なんでもいい。」
りか「なんでもいいんだ。笑 じゃあ何使ってた?」
夫「教本は何冊も買う必要はなくて、オンライン英会話の教材で十分。例えば、レアジョブだったら、Dairy News Articleという新聞記事を毎日日替わりで紹介してくれる機能があって、音読を再生してくれるから、その音を真似して読むだけでいいよ。
順序としては、まずはオーバーラッピング。その次にシャドーイング。すっごく聞けるようになるし、イントネーションも上達する。それに流暢さの訓練にもなる。とにかくこれをずっとやっていくと。」
学んだことはオンライン英会話で実践
りか「話す必要があるっていうのはわかったんだけど、オンライン英会話じゃなきゃだめ?」
夫「うん。例えば、文法、単語、発音の3つの要素の練習が素振りだとしたら、オンライン英会話が練習試合。日々の練習で単語や文法、発音方法をやって、オンライン英会話で実際に使ってみることが大事。
オンライン英会話の先生は優しいし、こっちが気づかないことも指摘してくれるから。身につけたことでディスカッションしたり、自分のことを話してみるといいと思う。
こうするとだんだん自分の気持ちを英語で伝えられるようになるし、会話も盛り上がるし、すごく楽しくなってくるから。会話したいのにうまく言えなくて悔しいという経験が一番のモチベーションになると思う。」
後半へ続く。
コメントを残す