「おとなしくて、人とコミュニケーションを取るのが苦手」
「自分の意見を言うのが怖い」
こうした人に向いている仕事はあるのでしょうか?
今回は、おとなしい人に向いている仕事を考察していきます。
目次
自分を知ることから始めよう
おとなしい人に向いている仕事を考える上で大切なことが、自分を知ることです。
例えば、おとなしいとは具体的にどういうことを言うのでしょうか?
- 声が小さくて控えめ
- 物静かな場所が好き
- 黙々と作業するのが好き
- 一人で没頭できる仕事が好き
- 世間話や雑談が苦手
- 話すよりも聞く方が好き
「おとなしい人」と一言で言っても、内容は様々ですよね。好きなこと、苦手なこと、好きな環境、苦手な環境、心地の良い場所、心地の悪い場所など、自分に関することを紙に書き出して整理してみましょう。
人の特性は外向型と内向型に分かれる
世の中の人間は、外向型と内向型の2種類の特徴を持ちます。これはスイスの心理学者、カール・グスタフ・ユングが「心理学的類型」で提唱した考えで、今でも多くの人に親しまれている考えです。
ざっくりと特徴を説明すると、外向型とは、外の世界から刺激を受けることでエネルギーを充足させる人、内向型とは、内の世界(自分の考えていることや感じたこと)でエネルギーを充足させる人です。
きっぱり2種類に分かれるのではなく、どの人も外向型の特徴と内向型の特徴を持っています。その配分が4:6の人もいれば、9:1の人もいます。
自分のことを「おとなしい」と思っているあなたはおそらく内向型なのでしょう。
内向型の特徴とは
ここからは内向型の人の特徴について解説していきます。
- 一般的に内省的
- 他人と関わっている間エネルギーを消耗する
- 一人で行う活動が好きで満足感を得る
内向型の人は、内省することが好きです。自分が何を考えているのか、どう感じているのかをじっくり観察することができ、それに楽しみがあります。
他人と関わることが好きな人もいますが、交流する際にエネルギーを消耗するので、大勢の人と交流したあとはどっと疲れ、「早く帰ってパジャマになりたい」と考えます。笑
また、一人で黙々と作業することが得意で、それに心地よさを感じます。口頭ではなく、文章の方が自分を表現できると考えている人が多いです。
外向型の特徴とは
一方、外向型の人の特徴は以下の通りです。
- 話すことが好きで自分の主張をはっきりとする
- 多くの人と関わることが好きで群れることが多い
- パーティや地域活動などのグループ活動を好み、満足できる
- 一人で過ごすことは退屈でありエネルギーを消耗する
外向型の人は人と話すことが大好きです。エネルギーの源は、人と交流することで、パーティやグループでの活動を好みます。自分の主張や意見をはっきりと口にする人が多いです。たくさんの人と一緒に過ごすことに充足感を覚えます。
そして外向型の人は、家で一人で過ごす時間が退屈で仕方ありません。一人でいるとどんどんエネルギーが消耗され、元気がなくなってしまいます。
自分が内向型かどうかテストしてみよう
繰り返しになりますが、内向型と外向型は2種類に分かれるのではなくグラデーションになっています。自分がどの程度内向型なのかを知りたい人は、こちらでテストできますのでやってみてください。
お互いの特性を理解することが大事
それぞれの特徴をみると、あまりにも正反対なので「嘘でしょ?」と思うかもしれません。
しかし、実際に外向型の人は一人で黙々と作業することを苦痛だと捉えますが、内向型の人は落ち着ける場所であると考えます。あなた自身のことや、あなたの周りを見回してみると、頷くポイントがあったのではないでしょうか。
大事なのは、自分をよりよく知ること、周囲の人をよく理解することです。
おとなしい人に向いてる仕事の条件とは?
おとなしい人に向いている仕事の条件を考察してみました。
- 1人で作業できる
- コミュニケーションは最小限で良い
- 会話ではなくメッセージのやりとりが主流
- クリエイティブな仕事である
内向型の人は、物事をじっくり考える傾向があります。外向型の人のように素早くハキハキとテンポよく会話することは苦手ですが、内向型の人は思考が深く、ずっと黙っていたかと思えば鋭い指摘をしたりします。
内向型の人には、世界的な経営者や資産家も多いのです。外向型と内向型は、優劣ではなく、特徴の差です。活かせる場所に身を置くことが大事です。
おとなしい人に向いてる仕事とは?
上記の条件を満たす仕事を考えてみました。
- ライター
- デザイナー
- 職人(陶芸、彫刻、伝統工芸など)
- ハンドメイド作家
- 農家
- 研究者
- ブログ、アフィリエイトサイト運営
- エンジニア
向いている仕事は、一人で作業に没頭できる仕事という面で言うと、ライター、作家、ブロガーなど執筆業、彫刻家、科学者、研究者、エンジニアなど。ハンドメイド作家や農家、デザイナーなども含まれるでしょう。
こうしてみると、おとなしい人に向いている仕事は意外と多いものですよね。
まとめ
世間的には、どうも外向型の人の方が良いというイメージが流布しているようです。そのため、外向型を装う内向型の人も多いのだそうで、それにより疲れてしまったり、特性を活かせていない人も多いのだと、「内向型人間のすごい力」という書籍を執筆したスーザン・ケイン氏は嘆いていました。
必要なのは、自分の特性を理解すること、それに合った環境に身を置くことです。
もし環境を変えたいと思うのなら、もっとも気軽に始めやすいのはライティングだと思います。
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それでは、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。こちらの記事が誰かの参考になれば嬉しいです。
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