知っておきたいローンの基本的な考え方【良いローンと悪いローン】

以前、マネーリテラシーの基本というものを書きました。大きく分けて「貯める力」「増やす力」「守る力」の3つの力が必要です、という内容でしたが、今回はその中の守る力について掘り下げてお伝えしようと思います。

守る力の中でも、早めに知っておきたいローンについての基本的な考え方です。項目ごとにわかりやすくご紹介します。

ローンの基本的な考え方とは

ローンとは、借金のことです。借金と聞くと「それはやめたほうがいいんじゃない?」とブレーキがかかる人でも、ローンと聞くと「必要ならば問題ないのでは?」という反応になることがあります。

しかし、まず整理しておきたいのは、ローンも借金であるということです。姿形を変えて世の中には様々な借金(ローン)があります。

例えば、

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • クレジットカードのリボ払い
  • 奨学金
  • 結婚式のローン

これらはすべて借金であると言えます。人からお金を借りて、利子付きで返すものはすべて借金だと考えてください。

基本はローンを組まないこと

最初から元も子もないことを言ってしまうと、基本的にローンは組まないことが大事です。そもそも「借金をしないと買えないものは買ってはいけない」。これは古今東西どのお金に関する本にも書かれている大前提です。

「お金を減らしたいなら借金をしろ」という人もいるくらいです。

よくあるものとしては、自動車ローン。自動車ローンの場合、ディーラーローンだと年利は4〜8%、銀行系ローンでも2%ほどです。それだけ?と思われるかもしれませんが、かなり高い金利です。2%程度ならまだわかりますが、8%なんて信じられないくらい高いです。

他にも、高価な家具家電や宝石類など、現金一括で買えないときにローンを組んでしまう人がいるかもしれませんが、これもおすすめしません。

借金を返すための借金は最大の悪手

一気に人生がハードモードになる方法は、借金を返すために借金することです。例えば、住宅ローンの返済が滞り、返せなくなったので別の金融機関からお金を借りた、という状態です。これは、絶対にやってはいけない悪手と言えます。

相対性理論を生み出したアインシュタインは、「複利は人類最大の発明だ」との名言を残しましたが、複利はマイナス方向にも働きます。一旦プラスに転がれば、プラスが膨れ上がり、一旦マイナスに転がればどんどんマイナスが膨れあがります。

借金を返すために借金をすれば、その利子がかかります。その利子を返すために、また多くのお金を返さなくてはなりません。どんどん借金が膨れ上がり、貯金どころの話では無くなります。

良いローンとは?

基本的にはローンは組まないこと、そしてローンを返すための借金は悪手であるとお伝えしました。最後に、良いローンについてもご紹介します。借りてもいいケースもあり、それには3つの条件があります。

その条件とは

  • 金利が低いこと
  • 利益を生み出す資産であること
  • 購入できるだけの十分なキャッシュがあること

この3点です。これらを満たすローンであれば、十分に借りるメリットがあります。

金利が低いこと

まずは金利が低いこと。高くても1%〜2%くらいに収まる範囲であることです。数パーセントの金利の違いが、数十万円、数百万円の返済金額の違いを生み出します。慎重に判断しなければいけない項目です。高額な金利である場合は、そうとわかった段階で見送るのが賢明です。

利益を生み出す資産であること

また、良いローンとは投資のためのローンです。投資というのは、購入したものが利益を生み出す場合を指します。購入するものは設備であったり、スキルや知識であったりしますが、将来にわたって利益を生み出し続けるものであれば、総じて資産と言えます。

ブランドのバッグや最新家電、新品の自動車が利益を生むのであれば、それはローンでも購入して良いものと判断できますが、多くの場合はおそらく利益は生み出しません。一方、奨学金であればその人材が高度な教育を受けることで、将来にわたって労働や報酬という対価を生み出します。これは投資に値します。

購入資金があること

最後の条件は、購入できるだけの現金があることです。現金で買えるけど、あえてローンを組むということです。マネーリテラシーの本はこれまで何冊と読んできましたが、これがローンの効果的な使い方です。

一般的には、現金で購入できない人がローンを組むものと認識している人が多いと思います。しかし実際のところ、ローンを効果的に使えるのは現金でも購入できる人だけです。この点、ちょっとわかりにくいですよね。

話すと長くなるので省略しますが、以上の3点がローンを借りるときの条件です。

まとめ

もともと母から「ローンはしないこと」「分割払いではなく一括で払いなさい」という教えを受けてきましたが、大人になってから自分で勉強するようになり、色々と学ぶことも増えました。それが今回まとめたことです。

押さえていただきたいのは、

  • 複利はマイナス方向にも働く
  • ローンを組んでいいのは3つの条件を満たすときだけ

という点です。これらを踏まえていただければ、今後お金に苦労することはほとんどなくなると言っていいと思います。省略してしまった部分もあるので、それは追い追いご紹介できればと思っています。

それでは、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。この記事がどなたかの役に立てば嬉しいです。