日本版FIRE!30歳でセミリタイアを達成した穂高唯希さんの本を紹介

以前、「最近FIREっていうセミリタイアの手法が人気なんですよ」という話をしました。しかしこのFIRE、ブームになったのがごく最近で、しかもFIRE達成までに5年〜10年はかかるため、日本でFIREを達成した事例が公にはなかったんですね。

そんな中、ついにこの日本において実際にFIREを達成した人が出ました。もともと「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログを書かれていた、穂高唯希さんです。今回はこのFIREの日本版ともいえる本についてご紹介します。

日本版FIRE「穂高唯希さん」とは?

今回、ご紹介したいのは日本版FIREとも言える穂高さんについてです。まずはご本人について軽くご紹介していきますね。

著者のブログやプロフィールについて

穂高さんは、これまでブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」で、自分自身の投資や貯蓄の状況を発信されていた方です。

著書によると穂高さんは、中高一貫校で学生時代を過ごし、慶應義塾大学経済学部に入学、1年間の北京大学留学を終えて帰国し、三菱グループの大企業に入社と書いてあります。私なんかはその時点で、いやいや超エリートコース!と思ったのですが、穂高さん自身は入社日当日に「この生活は長くは続けられない」と感じたそうです。

そしてできるだけ早い段階でセミリタイアすることを決意。収入のほとんどを投資に回し、蓄財を始め、入社から7年半後、30歳にして金融資産約7000万円を形成。配当収入月20万円を得て、ついに会社員を退職しセミリタイアを達成されました。そして2020年7月に出版されたのが、こちらの初の著書です。

穂高さんはFIREを目指していた訳ではない?

今でこそ日本版FIREとして引っ張りだこの穂高さんですが、本書によるとじつはもともとはFIREというムーブメントを知らなかったらしいです。

穂高さんが経済的独立を決意したのは、会社の入社式の日だったそう。ご本人の言葉では、そこはまさに「豚舎」。早くここから抜け出すんだと強く誓ったそうです。当時は、アメリカでFIREというムーブメントが起こっていることなんて日本中のほとんどの人が知らなかったはずです。

そして最近になってムーブメントが盛り上がってきて、FIREを達成する人も出てきました。

そうしたアメリカでの盛り上がりを最近知り、世界中にも自分と同じことを考えている人がいたんだと気づいた、と語っていました。

FXでの失敗を経て、高配当株式投資へ

穂高さんは著書の中で、これまでの人生でのFXの失敗を語られています。リーマンショックに巻き込まれ、元本を大きく毀損したとも言っていました。

FXの場合、大きく儲かる分、大きく損をする可能性も高いです。24時間市場が空いているので、精神的に休まることがなく、このまま続けても先が見えないと判断し、貯金を高配当株式に回すだけという「単純作業」に切り替えたそうです。

そして何年もの間、コツコツと作業を続けた結果、セミリタイアを達成されました。自分と同じ年代の人がこんな人生を歩んでいるのだと知ったら勇気づけられますよね。

ただ、ご本人は「単純作業」だとおっしゃっていますが、収入のうち大半を貯蓄に回す生活を何年も続けるなんて並みの精神力じゃないと思います。すごいです。

会社員でもFIREを達成できる

今回穂高さんの本を読んでみて得たこととしては、十分な収入が必要とはいえ時間をかければ誰でもFIREは達成可能らしいということと、日本でもFIREを達成した人がいるという事実です。

これ、いまいちピンときていない人もいるかもしれないのですが、かなりすごいことです。

基本的に資本主義社会で経済的独立を果たすには、自分でビジネスを起こすか、株で一発当てるか、レバレッジをかけて不動産を運用するか、くらいしか選択肢がありません。それには、才能も運も努力も人より抜きん出ていないといけないわけです。

しかし、FIRE達成までの仕組みは至極単純。高収入の職につき、倹約し、投資に回すというサイクルを、ただ延々と繰り返すというものです。起業できなくても、倹約ならできると思いませんか?誰でも同じことをやればFIREを達成でき、突飛な才能も必要ありません。運や才能の影響が少なく、コツコツと収入から一定金額を積み立てていくだけ。この再現性の高さは感動レベルです。世界の金融市場が拡大していく今の時代だからこそ生まれたライフハックとも言えるかもしれません。

そして、それを実現した人が実在することは非常に勇気付けられるニュースではないでしょうか。つまり、これは机上の空論ではないということの証明ですよね。

気になる人は本書を読んでみてください

本の中身は、具体的な投資戦略がメインという印象でした。日本でどんな投資戦略を立てれば良いのか、何を買えばいいのか、どんな制度を活用するべきなのか、気になっている人にはぜひおすすめしたい本です。リンクを貼っておくので、もしよければ詳細をご覧ください。

それでは、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。

ちなみに、穂高さんは高配当株投資がメインですが、FIREの火付け役となった有名な2名は、インデックス投資を用いています。その具体的なFIREまでのステップについてはこちらでご紹介していますので、もしよければ見てみてください。