良いローンの3つの条件とは。お金があるのにローンを使う理由

ローンとは借金のことです。人からお金を借りてモノやサービスを購入し、利子をつけて返します。以前、ローンには良いローンと悪いローンがあることをお伝えしました。その中で、良いローンには3つの条件があると解説したのですが、今回はその点について深く掘り下げてみたいと思います。

マネーリテラシーを向上させたい、賢くローンを使いたいという人はぜひご覧ください。

良いローンの3条件とは

ローンは基本的に組むべきではありません。しかし、ある条件を満たす場合は、効果的にローンを使うことができます。その条件とはこちらの3つ。

  • 金利が低いこと
  • 資産の購入であること
  • 購入できるだけの十分なキャッシュがあること

これらのうち、「金利が低いこと」「資産の購入であること」という2点はなんとなく理屈がわかると思います。金利が高いと、元本返済以上に利子の返済が重くのしかかりますし、中長期的に利益を生み出す資産の購入となれば、後々の返済リスクがあっても、それだけ投資する価値があります。

ただ、ここでよくわからないのは「十分なキャッシュがあること」という点ではないでしょうか。購入できるのに、ローンを組むというのは一般的な認識とはずれているような気がしますよね。

今回はこの点について解説します。

お金持ちのローンに対する考え方

皆さんは、ローンはどんなときに組むものだと考えますか?

おそらく、欲しいものがあるのに購入できるだけの現金が手元にない場合、という答えが返ってくると思います。これは一般的なローンに関する常識です。

しかし、お金持ちや富裕層は、ローンに対しては別の認識を持っています。それは、手元の現金を減らさないために組むもの、という考えです。現金でも買えるけど、ローンを組みます。

「現金で買えるのにローンを組むの?」「本当はお金がないんじゃない?」こんな疑問を持つ方もいると思います。マネーリテラシーがある人はピンとくるかもしれませんが、ここはかなり分かりづらい点だと思います。

信用力に差がつく

ポイントは、保有資産は信用の代わりになるということです。預貯金なり、株などの流動資産なりを保有していることは、それ自体が信用を生みます。銀行からの信用、投資家からの信用、顧客からの信用など、ステークホルダーに対する信用となります。

そして、そうした預貯金や株などの流動資産は、使ってしまえば減ります。当たり前ですが、1億円の預貯金があっても8000万円を使えば、その人は2000万円しか残りません。

しかし、1億円の預貯金を担保に低金利でローンを組めば、1億円はそのまま手元に残ります。信用はそのまま維持できます。

2000万円を持つ人と、1億円を持つ人では、銀行も投資家も見る目が変わるでしょう。

いつでも動かせる現金の価値

さらに、手元にいつでも動かせる現金があることはそれだけで価値があります。いくら不動産などの固定資産を持っていても、流動性が低く現金化したくてもできない場面が多々あり、それが理由でキャッシュフローが回らなければ黒字でも倒産します。

キャッシュイズキングという投資の言葉があります。これは金融危機の際でも、現金だけは価値が下落しない、ということを表した言葉ですが、この言葉はどんな場面にも当てはまると思います。もちろんインフレの懸念はありますが、なんだかんだ現金が1番強いよね、という話です。

以上の理由から、富裕層やお金持ちは現金を手元に残すためにローンを組みます。これがローンのもっとも効果的な使い方と言えるかもしれません。

まとめ

十分な現金があるのにローンを組む理由についてご紹介しました。ローンについては基本的に、「買えないなら借りない」「借りていいのは3つの条件を満たすときだけ」というスタンスでいれば、お金に困ることはないと思います。

ちょっと分かりづらい点もあったかもしれませんが、少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。

以上、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。誰かの役に立っていたら嬉しいです。