「子育てしやすい街に住みたい」「働きやすい街に住みたい」「便利な街に住みたい」というのは誰もが思うことではないでしょうか?
「でも、そんな都市どこにあるの?」
と思った方に、今回は佐賀市の魅力をご紹介します。
野村総合研究所の「成長可能性都市ランキング」によると、対象となった国内100都市の中から、佐賀市が「都市の暮らしやすさ」ランキング第1位に選ばれました。
ですがなぜ、佐賀市は暮らしやすさ第1位なのでしょうか?
東京・新宿にて行われた「Re:サガミーティング」というイベントで、その魅力を探ってみたところ、すっかり魅了されてしまいました。
目次
イベント「Re:サガミーティング」に行ってみた

佐賀県出身の旦那さんに誘われて2018年9月1日に行われたイベント「Re:サガミーティング」に参加してきました!
場所は、新宿クルーズ・クルーズ。ワンフロア最大200名(立食)を収容できる新宿最大級のパーティスペースです。ここで、18:00〜20:00の2時間たっぷりとイベントが行われます。イベントメニューはこちら。
- 開会
- 佐賀進出企業による「しごと」紹介
- 佐賀県知事による佐賀県紹介
- 懇談会
- 大抽選会
- 閉会挨拶
私たちは17:20ごろ到着。ビルのエレベーターを登り8階へ。この日は、学生・社会人含む150名が来るということで、「どんなパーティになるんだろう?」とドキドキしながら向かいました。
エレベーターを降りると華やかな空間が広がります。まだ人もまばらな中、さっそく受付へ。

ネームホルダーと抽選券を受け取り、ネームカードに名前と佐賀とのつながりを記入します。

会場内は、パンプレットがたくさん。佐賀のしごとや暮らしにまつわる資料を多く見ることができます。

ブッフェゾーンも。ここで、後ほど佐賀の美食が振舞われるようです。わくわく。

そうこうしているうちに、だんだんと参加者が集まってきました。パーティスペースに熱気が漂います。
司会進行されるのは佐賀県生まれのDJ YUYAさん。佐賀のサッカーチーム「サガン鳥栖」のスタジアムDJなどをつとめている方です。
ついにイベント開始時刻の18:00!佐賀の日本酒・鍋島が参加者の手元に配られ、DJ YUYAさんの合図で乾杯。イベントスタートです。

鍋島は、佐賀のお酒の中でも有名な銘柄。数多くの賞を受賞しています。日本酒好きな人は、ぜひ1度は味わっていただきたいお酒です。
芳醇な香りが広がり、スッキリとした味わいでした。
佐賀進出企業と山口知事によるプレゼンテーション<佐賀の魅力とは>
開会式のあとは、さっそく佐賀進出企業によるプレゼンテーションです。
今回イベントに参加していたのはこちらの6社。
◾️株式会社EWMファクトリー
◾️エンザントレイズ株式会社
◾️株式会社オプティム
◾️川島金属株式会社
◾️株式会社Cygames
◾️昭栄化学工業株式会社
意外にもIT系の会社が多かったです。アプリやゲーム開発の会社や、1人1億円を稼ぐ製造業、世界シェア40%を誇る材料を製造する企業、佐賀大学内に本店を移転した企業まで。ゲームの企画で有名なCygamesは、佐賀駅近くに佐賀ビルを建設予定とのことで、佐賀へ進出する企業の盛り上がりを感じました。
さらに、山口県知事自らが佐賀の魅力を紹介。

こちらは熱弁する山口知事。
佐賀県は、フィギュアスケートアニメの「ユーリ」や「ストリートファイター」「おそ松」さんなどとコラボを展開しています。
映画開催で盛り上がる「銀魂」とコラボしており、佐賀駅前には銀魂のキャラクターの1つ「定春」ならぬ「佐賀春」のオブジェが立っています。
佐賀駅に行けば、ムツゴロウの被りものに有田焼のうつわ、気球やいちごなどの佐賀県産品を「ぶち込んだ」公式ご当地キャラクター佐賀春を、拝めます!
俳優の小栗旬さんが佐賀にきた際に、佐賀春と一緒に写真を撮っていたそうですよ。
佐賀春は、有田焼のうつわに乗っているんですが、佐賀春を拝んでいった人たちがお賽銭を投げ入れるそうで、これがけっこうな額になるほど集まったのだそう。
こんなエピソードをおもしろおかしく話してくださいました。
佐賀牛やお酒がずらり!佐賀県産食材の数々が振舞われました
プレゼンテーションのあと、佐賀県産食材を使った美食タイムです。会場内には厨房があり、シェフが自ら料理を振舞います。

佐賀牛、呼子のイカ刺し、コハダの天ぷら、サーモンのマリネ、豚肉、牛肉のローストなど、たくさんの美食がビュッフェ形式で振舞われました。

どれも美味しかったのですが、やっぱり佐賀牛は格別でした。

このお肉のかたまりをシェフが1枚1枚スライスして切り分けてくださいます。

この肉のジューシーさ、伝わりますか?

甘さと酸味が絶妙なたまねぎソースが佐賀牛とからみ、口の中に入れるとジュワッととろけます。うーん、美味しいぃ。

佐賀の美味しいお酒もずらり。
キリッとした辛口の日本酒から、飲みやすいブラッドオレンジの甘いお酒まで、さまざまな種類が揃っていました。
食後のスイーツも!ブラックモンブラン登場!
お食事が終わると、スイーツが登場!プチケーキやゼリーなど盛りだくさんでした。

そして、なんとブラックモンブランも!

九州・山口県民は誰もが食べたことがあることでしょう。会場にいた人たちも、ブラックモンブランの登場にテンションが上がっていらっしゃいましたね。
おかわりも自由だったので(いつもなら当たりが出ないともう1本もらえないのに!)、2本いただいている人も。

美食に、お酒が進み、会場内は大勢の方でにぎわいます。
この熱気です。会場中のあちらこちらで、楽しい歓談が行われました。

佐賀の美味しいお酒とお料理があるからこそ、佐賀の思い出が鮮明によみがえり、話に花が咲きます。
お互いの佐賀とのつながりをお話したり、美味しい食事やお酒について語ったり、初対面同士でも自然と打ち解けやすい雰囲気がありました。
イベントに参加してみてわかった「佐賀が住みやすい都市1位」の理由
佐賀進出企業の方のお話や佐賀県知事自らのプレゼンテーションを聞いたり、佐賀の美食を楽しんだりしてみて、佐賀が「働きやすく」「住みやすい」街であることがよくわかりました。
福岡へは車で50分ほどとアクセスもよく、佐賀国際空港からは1日5往復、東京(羽田・成田)への便が出ています。上海、ソウル、台湾などアジアへのアクセスも良好。自然が豊かでのびのびとした雰囲気も。
イベントに参加してみて感じた佐賀の住みやすさの魅力をまとめてみました。
働きやすい環境が整っている
職についてはもっとも気になるところですよね。U、J、Iターンで、1番ネックになるのは仕事だと思います。
では、佐賀はどうか?と言えば、非常に盛り上がっていていることがよくわかりました。
少なくとも今回のイベントに参加されていた6社は、安定的な経営に、従業員の満足を考えた制度づくり、佐賀から世界へ発信していくという熱意がありました。
積極的に人材を募集しているそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
子育てがしやすい環境がある
佐賀県では「子育てし大県」という名で、出会い・結婚、妊娠・出産、仕事、子育てをサポートする活動をしています。
面白かったのは、県知事が妊婦さん体験をするというもの。山口県知事、宮崎県知事と一緒になってやった「九州・山口 ワークライフバランス推進キャンペーン」の活動です。
妊娠7ヶ月ごろの7.3キログラムの重しをつけて、バスに乗ったり、歩道橋を登ったり、買い物をしたりと日常生活を体験されています。
ちなみに佐賀県は、「ストレスオフ県ランキング2018」で全国第3位に位置しています。
このランキングは、株式会社メディプラスと関連会社の調査によるもので、全国の20~69歳の女性7万人を対象とし「ココロの体力測定(ストレス指数チェック)」を実施し、その結果を分析したものです。
つまり、女性のストレスが少ない県であること。積極的な取り組みがこうした結果につながっているのかもしれません。
子育て大県の詳細はこちらから▼
「おおらかで人がいい」県民性
私は佐賀に住んだことはないのですが、今回のイベントに参加してみて、ほがらかで明るく、おおらかな人が多いように思いました。親切だけど、堅苦しくなく接してくれる空気感です。
今回参加していた方は、みなさん佐賀出身か、佐賀にゆかりのある方なので、おそらく県民性と言えるのではないでしょうか。
その土地柄やその土地に住む人ってなんとなく傾向があるものですよね。
佐賀県民の気質は、一言でいうなら本当に「人がいい」という印象でした。運営に携わっていたスタッフの方はもちろん、参加者の方もそう感じたので、きっとそういう風土があるのだと思います。
佐賀の暮らしやすさをつくる食と職
今回、イベントに参加してみて、佐賀がなぜ「都市の暮らしやすさ」第1位に選ばれるのかわかった気がします。
美味しいお酒と食材、革新的な企業の進出、子育てしやすい環境づくり、豊かな自然とアクセスのよさ…。
これだけの条件がそろえば、ランキング1位になることも必然と思えるほどです。
ですが、今回知ることができた佐賀の魅力はまだまだほんのわずかだとも感じています。きっと現地に行けば、もっと多くの魅力を実感できるはず。
ということで、イベントが終了する頃にはすっかり佐賀に魅了されてしまいました。同じように、「佐賀が気になる!」という人は、佐賀を舞台に歴史の偉人を振り返る「幕末維新博覧会」を開催中です。ぜひ連休に訪れてみてください▼
コメントを残す