日月神示のためになる話7選。現代にも使える面白い話を抜粋してみた

ここ最近、日月神示(ひつきしんじ)という書物に興味を持ちました。日月神示とは、昭和19年から34年にかけて岡本天明という画家さんが書いた書物で未発表のものを含めて50巻にもなる大作です。

ひょんなことから「日月神示」という書物があることを知り、調べていくにつれて非常に面白いことがわかったので今回ご紹介します。

昔の本ですが今を生きる私たちにも参考になるところがあると思いますので、日月神示ってなに?という方も、もしよければ読んでみていただけると嬉しいです。それではいきましょう。

日月神示とは?

先ほど少しご紹介しましたが、日月神示とは昭和初期に岡本天明という画家さんが記した書物です。原文は記号や漢数字で表記されています。例えばこんな感じです。

「一二三一二三十八六一五十一二四…」

ちょっと検索してみていただけると日月神示の原文の画像が出てくるかと思うのですが、正直何を書いているのかさっぱりだと思います。象形文字のような記号も出てきて、これが文章なのかどうかすらハテナマークです。

じつは書いている本人ですら、自分が何を書いているのかわかっていなかったそうです。というのも、日月神示は岡本天明さんに降りた神示であり、天明さんは書記を担ったにすぎないからなのだそうです。当時、岡本天明さんはとにかく手が動くままに書き記し、それを後から読み解いていったのだとか。神が示したメッセージなんて、私自身これまで縁がなくそういう類の話には本当?と思うたちなのですが、日月神示に関しては謎解き感覚で読めるのですごく興味深いです。

一応、現段階での完訳は出ているのですが、意味不明な文章も多々あったり、未だ訳されていない箇所もあります。また、同じ文章でも読む人によって解釈が変わります。書物の中でも「この文章は8通りの読み方ができる」と記述されていますし、とにかく難解で、だからこそ面白いとも言えます。

書籍紹介:完訳 日月神示 中矢伸一校訂

今回参考にしたのはこちら。中矢伸一さんという日月神示の第一人者とも呼ばれる方が校訂し直した完訳版です。これまでにも日月神示の完訳はいくつか出ているのですが、原文と照らし合わせると文章の欠落や誤訳が見受けられたため、改めて原文と照らし合わせて検証しつつ正確に訳すことに努めたものだそうです。現代仮名遣いに直されており、読みやすくなっています。

日月神示の面白い・ためになる話をご紹介

日月神示に書かれている内容は多岐に渡りますし結構おどろおどろしいので、今回は日月神示の中でもマイルドで、しかも現代に生きる私たちにもためになるような話をご紹介したいと思います。不思議なことに、戦後間もない昭和初期に書かれた天啓が2021年の最新科学でわかった話や未だ謎とされている話とも重なっていたりして興味深いですよ。人生訓にもつながる要素もあり、そこにも注目していただければと思います。

食と健康について

食物、食べ過ぎるから病になるのぢゃ。不運となるのぢゃ。口から出るもの、入るもの気つけよ。戦、起こるのぢゃ。人間の病や、戦ばかりでない、国は国の、世界は世界の、山も川も海も、みな病となり、不運となってくるぞ。食べないで死ぬことないぞ。食べるから死ぬのぢゃぞ。(略)

運ひらくのも食物慎めばよい。言慎めばよい。腹十分食べてはこぼれる。運はつまってひらけん。このわかりきったこと、何故にわからんのぢゃ。(略)

食物、今の半分で足りると申してあろうが。遠くて近いヒフミの食べ方して見なされよ。運ひらけ、病治って嬉し嬉しと輝くぞ。そんなことくらいで、病治ったり、運ひらけるくらいなら、人民はこんなに苦しまんともうすが、それが理屈と申すもの。

第三十巻 冬の巻 補帖

日月神示の中でも印象的なのは食に関する啓示です。

食べ過ぎは不運の元。食べすぎて健康を害しているのだから、食べる量を少なくすれば健康になれますよ。口にするものに気をつけてください。ということです。

遠くて近いヒフミの食べ方というのは、遺伝子的に遠く、地理的に近い場所でとれるものを食べなさいということです。食物連鎖の構造をイメージしてもらうとわかりやすいのですが、人間とは遠いところの食べ物、つまり、穀物や野菜や果物、きのこ、魚などで、かつ地元産のものを食べなさいということです。

それで健康にもなるし、運も開けますよと。こんな簡単なことで?と思うかもしれないけれど、そういう理屈なんですよ、ということです。

世界中に病が蔓延する

一升枡には一升入ると思っているなれど、一升入れるとこぼれるのであるぞ、腹一杯食べてはならん、死に行く道ぞ、二分をまず神に捧げよ。流行病は邪霊集団の仕業、今にわからん病、世界中の病はげしくなるぞ。

第七巻 五葉の巻

これは腹八分目を意識しなさいというメッセージです。先ほども、「食べるから病になるのぢゃ」とありましたよね。腹一杯食べてはならないと。

流行病、わからん病、世界中の病はげしくなるぞとありますが、これは現代において社会問題にもなっている生活習慣病のことを指しているのだと解釈できます。今の日本は5人に1人が糖尿病だとも言われており、健康被害は深刻です。糖尿病、肥満、心臓病、脳卒中など死因トップに名を連ねる病はすべて食を見直すことで改善できます。腹八分目で食すことは健康への道であることは1つの事実ですよね。

真の無抵抗とは

右の頬を打たれたら左の頬を出せよ、それが無抵抗で平和の元ぢゃと申しているが、その心根をよく洗って見つめよ、それは無抵抗ではないぞ、打たれるようなものを心の中に持っているから打たれるのぞ。マコトに居れば相手が手を振り上げても打つことは出来ん、よく聞き分けてくだされよ。笑って来る赤子の無邪気は打たれんであろうが、これが無抵抗ぞ。世界一家天下泰平ぢゃ、左の頬を出す愚かさをやめて下されよ。

第五巻 極め之巻 第十五帖

右の頬を打たれたら左の頬を出せよ、というのはキリストの教えです。抵抗してはいけない、たとえ左の頬を打たれても、攻撃し返すのではなくさらに左の頬を差し出すくらいの気持ちでいなければいけないというものです。

これはこれで1つの考えだと思いますが一方日月神示では、打たれるのは自分にも非があったからではないかと省みることが大事。真の無抵抗とは赤ちゃんのような無邪気さであると伝えています。考えさせられる言葉ですよね。

日月神示には、このように他の宗教に関する記述も見られます。その多くは「昔はそれでもよかったけどそれじゃダメな時代になった」という文脈で出てきます。どの宗教にも肩入れせず、注意喚起するだけという日月神示のスタンスは神様からのお告げとしてはなかなかに稀ではないでしょうか。(予言書的なものに疎いので、なんとなくで言ってます。)

夫婦仲良しが基本

夫婦喧嘩するでない。夫のみいかんのでない。妻のみ悪いのでないぞ。お互いに己の姿を出し合っているのぞ。よく会得せよ。

補巻 月光の巻 第九帖

夫婦仲良くしてね、というメッセージもよく出てきます。夫婦が仲良しであることが基本なのだとか。「お互いに己の姿を出し合っている」のだから、全て相手が悪いとするのではなく、お互いに自分の悪かったところを省みなさい、と。

一緒に暮らしているとやっぱりお互いの至らなさが目につくこともあるでしょうし、なかなか難しいですが、でもそんなときこそ思い出したい言葉だなと思いました。

拝金主義と清富

金が好きなら金を拝んでも良いのぢゃ。区別と順序さえ心得て居れば何様を拝んでもよいぞ。金を拝めば金が流れてくるぞ。金を拝み得ぬ意固地さが、そなたを貧しくしたのぢゃ。赤貧は自慢にならん。無神論も自慢にならん。清貧は負け惜しみ、清富になれよと申してあろうが。

補巻 月光の巻 第二十三帖

神示にお金に関する記述があるのも珍しいかなと思います。日月神示のスタンスは、拝む相手はなんでも良いよ、です。神でも、多神教でも、自然でも、なんならお金でも良いよ、と。おおらかですよね。

お金を否定する宗教は多いですが、日月神示は清貧ではなく清富になれと堂々と書いています。お金も大事なんだから侮っちゃダメだよ。清いことと富むことは両立するからね、みたいな感じです。

心の病に気をつけよ

訳のわからん虫わくぞ。訳のわからん病はやるぞと申してあるがそのことぞ。肉体の病ばかりでないぞ。心の病はげしくなっているから気をつけてくれよ。人々にもそのことを知らせて共に栄えてくれよ。

補巻 月光の巻 第三十帖

こころの病といえば、うつ病ですよね。2000年代に入ってから日本のうつ病の患者数は右肩上がりで上昇しています。うつ状態では脳内物質やホルモンの数値が変化していることはわかっているのですが、その原因はまだあまりわかっていません。一説によると、日照不足、栄養不足、運動不足、睡眠不足、ストレス過多などが原因かもと言われていますが、いくつかの要因が複合して引き起こされる病のようです。

このように現代でもよくわかっていない病気のことを、昭和初期の時点で指摘しているとしたら驚くべきことです。

また、(こうした心の病は)現代の教えでは治らない。悪をいだき参らせよ、という表現が出てくるのですが私自身はこの表現がいまいちよくわかりません。悪を排除するのではなく、和合せよというのですが、これってどういう意味なんでしょうかね。いつかピンとくる日がくるんでしょうか。

GIVEの精神

自分が生んだもの、自分から湧き出るものは、いくら他に与えてもなくならんぞ。与えよ、与えよ、与えてなくなるものは自分のものでないと申してあろう。無くなると思うのは形のみ見ているからぢゃ。カラのみ見るからぢゃぞ。本質は無限に広がるぞ。与えるほどよりよく、神から与えられるぞ。井戸の水のようなもんぢゃ。汲めば汲むほど良くなる仕組み。

第二十九巻 秋の巻 第十五帖

この文章を読んだときに、ベストセラー「GIVE AND TAKE」の話だと思ったのは私だけではないはず。「GIVE AND TAKE」はものすごく簡単にまとめると、人にはテイカー、マッチャー、ギバーの3種類のタイプがあるけれど、ギバーになることが成功の秘訣であると説く本です。

心理学においても、まずは与えることが大事で、与える人ほど最終的には得るものが多いという話はよく言われることです。日月神示でもまさか同じ話に出会うとは思いませんでした。

日月神示はデタラメなのか?

最初はデタラメのように思える日月神示ですが、記述には日本神話を用いた箇所がいくつもあり、それらは支離滅裂になることもなく文脈の破綻もありません。全巻を通して、ちゃんと筋が通っています。

死後の世界やこの世界の成り立ち、今後の時代の流れについてなどが精緻に語られており、現代の科学ではその真偽は全く不明なのですが、これだけの壮大な物語を岡本天明という人が一人で暗号のようなものを使い、速記のようなスピードで書いたのだとすれば、もはや人間業ではないなと感じます。もし一人の創作でできたのならそれはそれで天才ですよね。

また何人かの神示に詳しい人たちが適当に訳したのでは?とも考えましたが、原文と訳文を見ると、確かにその通りに訳されているんですよね。ひふみ祝詞というものがあり、それを漢数字に対応させています。

ここは誤訳では?と思える箇所もありますが、解読されていない部分はそのまま記されていますし、完全なる作り話ともいえないと思います。そう思うと、とにかく不思議です。そして謎が多いです。

日月神示から学ぶことも多い

完訳版を読んでみると、ちょっと手厳しいと感じたり、おどろおどろしいと感じたりしますが、納得できる部分も多いです。また、意味のわからない部分もよく読んでいくにつれて、点と点が繋がるような感覚を覚えたり。アハ体験に近いですね。

もしよければ皆さんも読んで見てはいかがでしょうか。

それでは今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。この記事がどなたかの役に立てば嬉しいです。